2012日
宇宙兄弟

評価3.5
 
映画としてはぜんぜんですが


 


正直、映画の評価は3.5以下。原作があるが故のつめこみ感や省略、話の浅さが気になる。

ただし号泣した。

話がとてもよい!

この映画を見終わってからすぐ、原作を読まなければと猛烈に感じた。映画の評価が低いすなわちやはり原作はなかなかのものなのだろう。期待が高まる。以下、「物語」の感想。

「夢の続きを、始めよう」
このフレーズが大好きだ。
宇宙への憧れ、弟との約束を思い出し、突き進む。30代のオッサンがだ!なんと力強い主人公たち。漫画というものの凄さを感じる。純粋で力強く、汚れを知らない。予備知識ゼロの私のしょうもない想像は、この物語のラストを言い当てられなかった。あー、なんて元気が出る話なんだろう!なんて強い絆なんだろう!約束を叶えるために兄は弟はこんなに強く思いあっている。憧れてしまうじゃないか!こんな大人たち、カッコイイじゃない!

話の舞台が未来なのがまたいい。こんな兄弟が、今、星空の下、宇宙を目指してかけまわってるかもしれない。そんな未来がありえるかもしれない!そんな兄弟が、子供達が未来を作っていくんだ。そう思うと胸が熱くなる。夢を持つってこんなに素晴らしいことだった!いつだって始められる。そう思い、やっぱり胸が熱くなる。

映画の事は散々言ったが、それでも主演の二人はなかなか良かったのではと思う。あんなに仲良し兄弟、あの年頃ならなかなかむさくなるだろう。岡田将生がすごいお兄ちゃんっ子なわけだが、彼にしたおかげでさわやか、おまけにかなり可愛かった(笑) 小栗旬のパーマのにあわなさも良い(笑)二人とも意外にさっぱりした性格で描かれていて、好感が持てた。そして子役二人が似ている!ここも感動した。可愛い。ほんとに小栗と岡田じゃないのか!?最後に、オープニング、ラストてまえのエンディング。デザイン、曲、画面構成がかっこいい。

で、早速家族で漫画にはまる。
映画を見たおかげでほんとにいい漫画に出会えた・・・